2013年は国際水協力年です。世界の水問題を考え、皆で解決策を導くことを目的にしています。水は地表と大気の間を循環し、全ての生物を育んでいます。しかし、水はまた人社会の貧富、性差別、争い等の種にもなっています。世界中の人々がこれらの問題を直視し、考え、協力して解決の糸口を見つける年がInternational Year of Water Cooperation です。
http://www.unwater.org/water-cooperation-2013/home/it/
2013年は国際水協力年です。世界の水問題を考え、皆で解決策を導くことを目的にしています。水は地表と大気の間を循環し、全ての生物を育んでいます。しかし、水はまた人社会の貧富、性差別、争い等の種にもなっています。世界中の人々がこれらの問題を直視し、考え、協力して解決の糸口を見つける年がInternational Year of Water Cooperation です。
http://www.unwater.org/water-cooperation-2013/home/it/
地球に注がれる太陽エネルギーは時間的に変動しています。太陽定数として知られる1,366W/㎡を中心に。この莫大なエネルギーを淡水化に利用することが色々提案され、具体化されています。グーグル画像検索で「Solar desalination」と入れて見ればその情報の多さに圧倒されます。
http://www.google.co.jp/search?
MITの学生David Cohen-Tanugiがグラフェンに水分子が通る穴をあけ大きなイオンを分離する
方法を提案しています。RO膜と違い分子サイズの膜厚で圧力損失がケタ違いに低いという訳です。
実用化にはかなりの課題が残されていますが、理想的なideaに若い気持ちが溢れています。
http://web.mit.edu/newsoffice/2012/graphene-water-desalination-0702.html
冬になると水温が低くなり重くなった表層の湖水は湖底へと降りて行きます。
こうして湖水が上下に循環して、表層に含まれる酸素を湖底へ供給する現象を
琵琶湖の深呼吸と呼ぶそうです。北湖のような水深の深い湖で起こる現象だそうです。
北湖の平均水深は43m、南湖はたったの4mです。南湖の水質が北湖と比べて劣るのは
水深の浅さに一因があるようです。
Virtual Waterのことはあまり知られていないようですが、ネーミングが良くないのではと思います。バーチャルと言うと何か現実味が薄いイメージです。ある飲食物を現実に生産するのに消費される水の量なのですから、消費水量とでも言うべきでは・・・。ハンバーガー1個の生産に2,400リットルの水が消費されていること等、日頃の飲食物に関するVirtual Waterの量が以下の資料に記載されています。
http://www.lenntech.com/water-food-agriculture.htm
以下の環境省Virtual Waterサイトも参考になります。
http://www.env.go.jp/water/virtual_water/
ー滋賀の北西、マキノの山並みー
農業の6次産業化が話題になっています。今の農業は穀物1Kgを生産するのに
平均 1,000 Kgの水がいるそうです。牛肉に至っては1Kgを生産するのに 16,000 Kgの
水を使用するそうです。食物生産に必要な淡水の調達が世界的な課題になっています。
世界の水資源と穀物生産に関し丸紅経済研究所の資料があります。
http://www.jiid.or.jp/files/04public/02ardec/ardec38/opinion.htm
写真ー野洲の農道から近江八幡を望む
琵琶湖から出る川は瀬田川と疎水のみで、他の460本余のすべての川は琵琶湖に流れ込みます。
琵琶湖の集水面積は滋賀県の80%の面積に相当するそうです。
農業排水による汚染の防止が水質改善の重要な要素になっています。
化学農薬・肥料を50%以上削減して生産された「環境こだわり農産物」を認証する制度があります。
「環境こだわり農産物」 は以下を参照してください。
伊吹山(滋賀)は江戸時代から石灰石の採掘が行われていたそうです。
戦後、セメント原料として大規模な採掘が行われ山の容貌が大きく変わりました。
今、山の自然を取り戻そうと多くの人々が再生の努力をしています。
伊吹山自然再生協議会の資料が参考になります。
http://www.pref.shiga.jp/d/shizenkankyo/ibukiyama/index.html
琵琶湖はキレイになっています。しかし昭和40年頃に比べるとまだまだ。
夏にはアオコの発生が見られます。富栄養化が原因と言われています。
マザーレイク計画の第二期目標(2010年~2020年)は昭和40年代前半の
水質にすることです。
滋賀県琵琶湖環境科学研究センター(http://www.lberi.jp/root/jp/bkjhindex.htm)
に参考資料があります。